クッションカバー
クッションの飾り布。 (Cushion-cloth)
クッションそのものではなく、クッションの上に飾りとして掛ける布です。
全く同じ図案で2個作ってもよかったのですが、なんとなく、少し違うものを一対として作ることにしました。
実のところ、肝心のクッションの用意ができていなくて、これから2個のクッションを作ります。一応、深い赤系と緑系の、若干大きさの違う、少し横長の(枕のような)クッションにする予定でいます。クッションの材質によっては飾り布が滑り落ちてしまうかもしれませんが、どうやってクッションにとめるかはまだ考えていません。
しばらくは、テーブルや棚の飾りとして使うことになるような気がしますが、ずっとそうなってしまわないよう、早目にクッションを用意したいです。
刺しゅうの図案は、京都のユキ・パリスさんのコレクションを紹介する本に載っているテーブルセンターから借りました。実際の作品はもっと細長いものですが、これを短くつめて少し幅を広げました。そのために図案のバランスが悪くなってしまったようです。
「デンマークのホワイトワークHEDEBO」という本の中では、この作品が一番きれいなように思っています。写真の撮り方だと思いますが、堂々として華麗な感じです(展示会で実物を見たら、想像していたより線の細い、おとなしい印象の作品でしたが)。
この図案、ついつい他の人にも勧めて(押しつけて?)しまいますが、いつか自分でも作ろうと、長いこと思いを温めていたものです。
周囲には、「ヘデボーレース(hedebo blonde)」と呼べるかわかりませんが、一種のニードルポイントレースをのせています。ほぼすべてボタンホールステッチ(デンマークでいうところのボタンホールステッチ)から成っています。
ヘデボーでは、見た通り、とても大雑把なレースの作り方をします--もっとも、私の作り方とは違う、もっと精巧な方法を採っている人もいるのかもしれませんが--。個々の大きさや形が不揃いですが、そこはあまり気にしなくていいのかな、と思うようにしています。
刺しゅうが終わって、縁どりのレースをどうしようかと考え始めたところで、進まなくなってしまいました。
やや幅広(レースも含めて35cm程度)に仕上げたかったので、見本のレースより大きめに、「だいたいこんな感じの模様」と決めてはありましたが、実際に作ってみると、刺しゅうに比して古典的すぎたのか、気に入らなくてやり直し。
やり直しにやり直しを重ね(ダメにした膨大な糸のもったいないこと...)、四苦八苦の末、結局このような形におさまりました。
あまりにも悩みすぎて、自分でも気に入っているのかいないのか、出来上がった今でもわかりません。派手だな、とは思います。そのせいで、かえって安っぽくなってしまったのでは、と気になります。
アイロンがけが難しく(きれいに仕上げるのは自分では殆ど不可能)、実際的なゴースダルが近くにいたら、“やめとけば”と きっといわれたことでしょう。
1枚目のレースが ちょっとどうなのかな? というものになりましたので、2枚目は普通の、こじんまりとした縁飾りにしました。
こちらならば、棚の上などに広げて使っても、そんなにおかしくないように思います。
刺しゅうに最適なレースを付けられるかどうか、作り手のセンスや趣味を問われるところでしょう。
そういった才を持ち合わせていないのは自分でもわかっていて、本当に残念なことと諦めていますし、余計なことを考えず、完成度の高い作品のコピーをひたすら作ったほうがいいのかも、と思うことも多々あります。
でも今は、こうやって作ること自体がとっても楽しいです。それに、自分で考えることにも何か意味があると信じたい・・・。












