2018年1月 5日 (金)

小さい服①

赤ちゃんの服(baby dress)。
201605_baby_kjole_11 (2016年4月)

「ふたり展」のために作りました。

洋服の襟と裾の部分のみ刺しゅうで飾りました。
201511116201511115_2裾の縁飾りは、2015年に仕上げたもので、“Ayrshire and other Whitework”に載っているイギリス刺しゅう(broderie anglaise?)の真似です。作り方のわからない点があって、全く同じものはできませんでしたが。
この縁飾りを洋服の裾に簡単に縫いとめました。
いずれ取り外して、自分用の何かに使いたいと思います。

襟は、ここ以外の使い道もないでしょうし、あまり時間をかけたくなかったので、簡単な図案にしました。
洋裁はさっぱりダメ、襟ぐりをきれいに合わせる技術を持ち合わせていないので、小片をつぎ合わせる形にして、ずれや浮きをごまかすことにしました。
201605_baby_kjole_12
ミシンをきれいにかけられないので、すべて手で縫いました。
簡単にスナップボタンを使い、飾りボタンを付けています。

丈が長く裾周りの広い服が好きなのですが、これは布が足りないぐらいで、かなり短めです。それも、変に布をつぎ足しながら作りましたので、出来は良くないです。この洋服を実際に誰かが着ることはないので構わない、と、思い切ることにしました。
そもそも、服本体は刺しゅうを飾るための小道具の一部として展示していました。ご覧になった方にも、そのように受け止めてもらえていたら、気持ちがラクになります。





2017年12月15日 (金)

よだれかけ

赤ちゃんのよだれかけ(Bib)。
201705_baby_bib1 (2017年5月)

「ふたり展」の案内状の写真に使ったものです。

何年も前に作った赤ちゃん用の靴と揃いのつもりで作りました。
20170503_pin_cushion1昨年、小さなピンクッションを作った時に、赤ちゃん靴の刺しゅうが簡単なものだったので、ほぼ同じ図案を使いました。その際、ピンクッションの応用編として、このよだれかけも作りました。
靴のほうは小さくて使えないようでしたので、よだれかけは、実際に使われている物の大きさを参考にして作りました。小さすぎることはないと思いますが、それでも、いろいろと(この形とかボタンとか)難がありそうで、実際に使えるかどうかは別の話になります...。


「ベビールーム」という展示会でしたが、このテーマは相棒のひかるさんの提案が発端でした。
ひかるさんは、子供が本当に大好きで大好きで、子供はすべて可愛いと思えるらしい御人です。
一方、こちらは、これ程このテーマに縁遠い人間はいないかも...という、赤ちゃんとは(少なくとも人間の赤ちゃんとは)無縁の人生です。可愛いとは思っても戸惑うばかり、どちらかといえば遠ざかりたくなります。乱暴に扱って壊してしまいそうな恐れを感じます。
この題に決まって、内心たじろぎながらも、自分1人では近寄ることのない世界に踏み入って、まず作るはずのなかっただろうものを作ってみる機会を得られて、とても良い経験をしました。
「ふたりで展示」と聞いて「何故?」と思った方もいたようです。
自分1人ではできないこと、やらないこと、でも2人だからできることがあって、それをご覧いただきました。
少なくとも私は、このふたり展を、個展の時の何十倍も楽しみました。
足をお運びくださった方にも楽しんでいただけましたなら、幸いです。

このよだれかけも、2人だったからこそ生まれました。
簡単なものですけれど、自分にとって大切なもの、時と共に思い出深いものになっていくと思います。

201705_baby_bib2_2



私の刺しゅうは、「オリジナルです」と堂々と言えるものは殆どありません。
以前にどこかで誰かが作った見本・手本になる作品が存在します。
ただ、見本そのままに同じものを作るのは好きではなく、また無理もあるので、どこかしら原作とは違ったものを作ってしまうことが多いです。
自分1人でゼロから作れたら一番良いと思います。私には、どれだけ自分1人の力で作ったかが物を作る上で最も重要なところだと思えます。でも、実際にはなかなかできません。
せめて、原作者がいなければ存在しないし、私がいなくてもまた存在しない、そんなものができたらいいな、と願って作ってきました。オリジナルではなく、コピーでもなく、「昔の誰かさんとの共同制作」が私の目指せる精一杯のところです。

ひかるさんの作品は、当然のごとく、オリジナルなものばかりです。
それを意識して、私も「ふたり展」には、少しはオリジナリティがあると言えそうなものを多く展示することにしました。「Hedebo」や「デンマークの刺しゅう」にこだわらず、古い作品をなるべく忠実に再現しようと作ったものはあまり選びませんでした。
なので、伝統的Hedebo刺しゅう(あるいは、それらしきもの)を期待して展示会に来てくださった方々は、やや当てが外れたかもしれません。
ちょっと申し訳なかったと思っています。

 

2017年12月 2日 (土)

クリスマスの刺しゅう 2017

鳥の飾り物(fugle)。
201710_fugle_1
10cm足らずの小鳥です。
ふたり展にもコソっと出していました。

201710_fugle_3_2平和の象徴・鳩のつもりで作りましたが、ちょっと違ってしまったようです。

吊るして飾ることも、不安定ながら置いて飾ることもできます。
吊るし糸にバランス調整用の輪を付けました。でも、わかってもらえないかも...。




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