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2010年3月

2010年3月29日 (月)

テーブルクロス

テーブルクロスは先が見えてきました。

見本の写真(↓)とはなんだか違う出来上がりになりつつあります。

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写真を拡大して下絵を写したのに、全体の印象がどうしてこうも違ってしまうのか...。
本ではよく見えない部分が多いので、全く同じ物にならないのはわかっていましたけれど、こんなに違っていたなんて。「あまりにも大きく切りすぎる」という不安から、少しずつ切り抜き部分を手直ししたのが大きく響いたのかも。
埋込み模様も異なりますが、悩んで何度かやり直した末に選んだものなので、良し悪しは別にして、進めます。

2010年3月25日 (木)

思い出

外出が重なったので、出先や車中でもできるオーキスOrkis(タッティングレース)をはじめた。古い黒のワンピースにつける襟になる予定。
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オーキスを作っていると、これを習ったときのことを思い出す。
1993年当時、私は手芸学校を引退したばかりのゴースダルの家に3か月ほど厄介になっていて、お客のような、小間使いのような日々を送っていた。
ある日の午後、ゴースダルは天気が良いからと散歩に出かけ、入れ替わって、近所に住むアンブローシャス夫人が突然訪ねてきた。
なにやら話しかけてきたが、私には理解できず、そんな私には一向構わずにズンズンと居間に入り、腰を落ち着けると、おもむろに黒いハンドバッグからオーキスの道具を取り出した。それを見て私にも先ほどいっていたことがわかった。「オーキスをやりたがっている娘がいるとゴースダルから聞いたけれど、あなたのことでしょ?」
アンブローシャス夫人は、さすがに学校でレースを教えていただけのことはあり、相手が外国人であろうが言葉が通じなかろうが全く意に介さず、私にオーキスの作り方を見せてくれた。そして、「やってごらん」と。
この機を失すれば2度とオーキスができないような気がして、私は必死になって真似をした。ほどなく、糸は滑りだし、ピコのくっついたループを作ることができるようになった。どのようにこのレースができているのかさっぱりわからなかったけれど。
やがてゴースダルも散歩から帰ってきて、アンブローシャス夫人とおしゃべりが始まった。傍らで私が覚えたてのオーキスを忘れまいと一心不乱に手を動かしているのを見て、「お隣に住むスティンビャゥ夫人は、彼女に編めないものはないくらい編物が上手だけれど、オーキスは挑戦したのについにできなかった。」とか、「昔、誰ソレがオーキスを作っていて、いつもクリックリッと音を鳴らしていたのを思い出す。懐かしい。」とか。
デンマークの夏は、太陽が近くて日差しが強い。その日は風が強くて、どこから吹いてくるのかもわからない冷たい風が雲を吹き飛ばし、夏の終わりを感じさせた。澄み切った青空に光が踊ってるのを窓の外に感じながら、皆で居間で過ごしたあの午後を、私はいつもオーキスと共に思い出す。ほかの2人にとってはたわいもない、忘れ果てた時間だろうけれど、私は今も忘れない。おそらくずっと忘れない。1枚の美しい絵画のように。

今、ゴースダルは益々年をとったし、それ以上に私自身が変わり、すでに老けこんだ気がする。アンブローシャス夫人もスティンビャゥ夫人ももういない。ホイヤー夫人もハウギ夫人もいない。エリンもいない。
それでもあの家は、まだ変わらずにあるのだろうか。入口の大きなカスターニャの木はまだ立っているのだろうか。梨やリンゴ、グーズベリーは実をつけるのだろうか。バラの香りが漂い、円く植え込んだラベンダーに蜂が集まり、壁には大きなクレマチスが這いのぼり、柵からスノーベリーが伸び出していたあの庭。
昨秋に学校を訪ねた折は天気が悪くて行かなかったけれど、次に行くときは見てみたい。

2010年3月 1日 (月)

お皿敷き(マグノリア①)

手持ちのコーヒーセット「マグノリア」のケーキ皿用mellemlægsservietter(お皿敷き)が完成しました。
作りかたはヘデボー刺しゅうと同じだけれど、やっぱりデザインが違いすぎて、ちょっとヘデボーとはいえないように思います。
さっそくケーキ皿にはさんで戸棚へ収納。

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... きたない縫い目。それにいびつ。

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次は同じセットのソーサー用のmellemlægsservietterにかかります。

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