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2011年8月

2011年8月31日 (水)

巻き尺

150cmのメジャーのケース。
P1010742

いつもお休みのようなものですが、一応私も夏休みということにして白い刺しゅうでないこともしていました。

メジャーのバネの部分がどうにかなってボタンを押しても巻き戻らなくなってしまったので、分解してみたら、本当に壊れてしまいました。
どうせ捨てるなら、と思い、紙と布でケースを作ってみました。自分でシコシコと巻き上げて使います。
巻尺自体も寿命が近いので、いずれ取り替えられるよう、フタを開閉可能にしていますが、その前にケースのほうがだめになりそうなくらいお粗末な出来でした。

耐えがたく暑いので、なるべく寒そうな図案にして、布も寒そうな色を選びました。だからといって涼しくなるわけでもなく、単に季節はずれな感じがするだけですね。
絵が下手で何か違うもののようですけれど、片面は雪の中の万両、片面は雪の中のスノードロップ(のつもり)です。

P1010743

2011年8月 1日 (月)

ドイリー

アマー刺しゅうAmager syningのドイリー。
201108011_2  201108012_2
写真を見ると、驚くほど馬?の模様がくっきり・はっきり浮いて見えますが、実物はそうでもありません。照明のせいかもしれませんが、不思議なことです。

18世紀頃のデンマーク・アマー地方の作品を真似して作りはじめましたが、途中から別物になりました。イタリア・Reticella風ヘデボーなども参考にしたので、なんとなく多国籍な感じがします。ノルウェー・ハーダンガーにも部分的に似ているかもしれません。どこの国でも、このタイプの刺しゅうの母体は同じ、Reticellaらしいですから、互いに似ていて当然なのでしょう。

だいたいいつも、着地点を大雑把に決めたところで作りはじめてしまいます。最初から、まだ何もない状態で、詳細な完成図を思い描くことができないので、細かいところは進みながら考える、という無計画な作り方です。
今回も、両端の馬の部分を決めただけで(この段階ではアマー刺しゅうになるはずでした)作りはじめたのですが、中央に向かうに従い、どのようにつじつまを合わせて空白を埋めていくかでとても苦労することになりました。先を見通せるだけの経験も知識もなく、センスがあるわけでもなく、たびたび途方に暮れました。何時間も布とにらめっこし、仮縫いのやり直しを繰り返し、疲れ果てました。頭がボーっとします。1カ月以上もこればかり見ていたので、これでいいのかどうかもわからなくなってしまいました。

201108013ごちゃごちゃしすぎて「変なの」と思う人も多いかもしれませんけれど、個人的には気に入った印象の仕上がりになりました。
私にとっては細部よりも全体の印象が大事、巧拙よりも好き嫌いのほうが優先されます。なので、これはこれでいいか、と思っています。
少し特別な、記念の1枚として作りました。居間のすみっこに飾る予定です。


ずいぶん前、アマー刺しゅうの写真を見て一目惚れしました。以来、何度か挑戦していますが、こういった刺しゅうの実物をあまり見たことが
ありません。ヘデボーでいうならば、かなり古い部類に入ります。
今もどこかに昔ながらのアマーの刺しゅうを作っている人がいたら、会ってみたい、作ったものを見てみたい、とずっと思っています。この不思議な図案をどのように生み出すのか、是非とも訊いてみたいのです。

 * * *

震災見舞の募金にご協力いただきました方々に心よりお礼申し上げます。
お預かりしたお金は、赤十字へ送ります。ありがとうございました。

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