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2012年10月

2012年10月23日 (火)

フォトフレーム

写真立て(photo-frame)。
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表布は市販のコットンプリント、中の額縁は麻ローンで刺しゅうをしています。飾る写真の邪魔にならないよう、白っぽく作りました。
3通りの使い方ができるよう考えましたが、どう使っても今一つな感じ。野暮ったくて、「インテリアは全部手作り」というような部屋ならば、似合うのかもしれません。
たいてい製本クロス(紙を裏に貼った布)を使いますが、今回は普通の布を貼り付けました。布を貼るのは殆ど初めてのことで、布が伸びたり歪んだり、そのままではとても作りにくいということがわかりました。もっとも、出来上がってみれば、製本クロスよりいくらかマシに仕上がったような気はします。

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額縁にはスズランなど小花の刺しゅうを施しました。なにしろ幅が3cmもないもので...。
昔、Victoria & Albert Museumでスズランの刺しゅうのハンカチを見た記憶があり、それを参考にしようと思って始めたのですが、改めてその時のスケッチを見てみると、確かにはっきりとスズランであることはわかるんですが
なんとなく尖って可愛くなくて、使えず--当てがはずれてしまいました。
私の中では、スズランは「ころっと丸くて、縁をピコで飾ったような花」なので、そういったスズランの刺しゅうを探しましたが、それもなかなか見つからず。
結局、自分で絵を描いて、手探りで刺しゅうしたものなので、スズランには見えないかもしれません。描く前に、せめて園芸の本で姿を確認すればよかったです。そもそも刺しゅう自体がよく見えないので、まあいいか、ということにしてしまいました。

表地にもスズランのプリント布を探したのですが、これも簡単には見つからず、断念。201210256
代わりに、糸で作ったものをちょこっと飾りました。ボタンのような留め具として使います。
スズランの茎にワイヤーをそのまま使ったのが--これが一番見栄えが良かったので、こうしたわけですが--心残り、悔やまれます。
でも私としてはこれで精一杯。なんとかスズランであることはわかってもらえるでしょうか。


「贈り物用に」と頼まれて作りましたが、依頼者の想像していたのとは全然違ったものを作って
しまったようです。思うまま、勝手に突っ走ってしまいました...。


DMC社のアブローダーと呼ばれる綿糸を使って刺しゅうしました。
この糸をデンマークの学校では単に「フランス糸」と呼んでました。フランス刺しゅうに使う糸ということでしょうか。
最近の糸にすっかり慣れてしまいましたが、今回、既に廃番になったという古いアブローダー(赤帯)の在庫を引っ張り出してきて刺しゅうしました。この糸も「これで終わり」と思うと、なんだか勿体なくて、使える程に上達するまでとっておくつもりだったのですが、そんな日は来ないということもわかりましたので、こういった機会に使うことにしました。
手元にある中では一番細い25番手を使いましたが、今(黒帯)の35番手と同程度、あるいはそれより細いように感じました。35番をギリギリ通せる細い針にすんなりと入り
ましたから。
古い糸は
各段に柔らかくてツヤがあって、出来がぐんと良くなるような気がします。こういった糸の販売を復活してくれないかな、と心待ちにしていますが、需要がないのか、その気配はありません。それどころか、今の35番(願わくはそれ以上の細い番手)も全く手に入らなくなるし、欲しい糸は益々遠のいていくようです。

2012年10月 8日 (月)

ランナー

雛飾りの日覆いのための布。(Runner/ca. 135cmL×33cmW)
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201210083_4201210082_5ヘデボーの刺しゅうの1つで、“Hvidsøm”又は“Maskesyning”と呼ばれる刺しゅうです。  
1832年の作品と、同じくらい古い?作品の2枚から図案の一部を拝借しました。
なので、途中までは「ヘデボーらしく出来ている」と自分では思っていたのですが、結局よくわからないものに...。これを、しかもデンマークから見れば外人の私が作ったものを、ヘデボー刺しゅうといっていいのかなといつもちょっと悩むところです。

変化に富んだ図案を考えるには大きくて難しいので、同じものを単調に繰り返すことにしました。それでも、意外に飽きずに楽しく刺せました。

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テーブルクロスや壁掛けに比べたら、それほど大きな物ではないですけれど、私にとっては大変な大きさで、長いことかかって、やっと完成しました。終わった今、嬉しさ半分・寂しさ半分です。
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