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2013年8月

2013年8月12日 (月)

敷き物

テーブルセンター(doily)。
201308121 ca.25x45cm
やや大きめの敷き物です。暑い間だけ玄関に置いている花瓶に敷いて飾ります。こうして使うと、薄布のふんわりした透け感が消えてしまって少々もったいないかもしれませんが、夏にむけて涼しい感じになるかしら、と思って作りはじめました。
これだけで予想以上に時間がかかってしまい、もう夏も真っ盛り、早く仕上げるべく今回はただ刺しゅうするだけにして、布の糸を切ったり引いたりしてグラウンドに手を加える
のはやめました。
そのかわりに、デンマークのレース(“デンマークの小さなハート;danmarks lille hjerte”)を周囲にぐるっと飾りつけました。いずれ洗濯した時にレースが縮んでしまうのが心配で、縫いつける前に水にくぐらせておくことにしたのですが、そのせいか形が崩れてヨレヨレになってしまいました。

刺しゅうの図案は、ベルギーの古いレースから借りています。
201308123昔々、美術館で購入したレースの本で
す。オランダ語?ベルギー語?で読めないのですが、題名から、所蔵する16~18世紀のレースを中心に集めた本でしょう、と推測します。
この作品(右端の写真)が16~18世紀というのはなんとなく疑問に感じられ、もう少し新しいのではないかと思いますが、知識がないのでわかりません。“Emperorの時代のもの”とありますが、いつ頃なのでしょう。とても繊細なもののようです。
2013081252
作品の縁取り部分が単純な図案に見えましたので、これならば真似できそうと思い、少し変えて刺しゅうしてみました。最初は粗い布にヘデボー刺しゅうの要素と組み合わせて作ろうか、とあれこれ考えましたが、どうもうまくいかなくて、今回は久しぶりにヘデボーから離れることにしました。

私の下手な作品では「もとのレースとは似ても似つかない」といわれそうですが、古いレースへの憧れ、好きな好きな世界が少しばかり伝わるでしょうか。--もっとも、こういった世界を目指すのならば、このように急いで作ってしまってはダメで、まして売り物でもなく何の制約もないのだから、手間をいとわず時間をかけて作るべきでした。

もっと上手になりたい、あれもこれも作れたら、と夢に描いていましたが、それにはもう間に合わないのがわかります。これを作っている時も、最後まで作るべきかどうか迷うほどに、我ながら刺しゅうのまずさにガッカリしてしまうこともありました。せめてここに載せた写真ぐらいに作れていたら(小さくて、はっきり写っていないだけのこと)嬉しいのですが、実物は縫い目がもっとガタガタです。近寄ってよく見ないで、やや遠くから眺めるだけなら「まあまあ」か、と...??
落胆しつつ苦心しつつ、それでもとても楽しいのです。



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