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2014年9月

2014年9月24日 (水)

敷き物

テーブルセンター(centerpiece)。
201409241 ca.28x68cm

201409243かつてコペンハーゲンにEva Rosenstandという手芸店があり、そこでもらってきたパンフレットにあるテーブルセンターを真似して作りました。

Clara Waeverという方のヘデボーだと思います(完全に彼女自身のデザインによるものかどうかはわからないのですが)。
この写真から図案を起こすのはとても大変そうでしたし、私の手に余ると思って、長いこと避けてきました。結果は--違うところもあると思いますが--まあなんとか...。

実物はこれより大きめだと思いますが、何も説明書きがないので、実寸がわかりません。
作るにあたっては、都合により、図案を繰り返して長さを伸ばしましたので、本当はこの半分より少し長い程度で、かつ全体を少し拡大したぐらいの大きさ??でしょうか。 
201409242 おそらく、コペンハーゲンの富裕層のお住まいに似合うように、絹糸や光沢のある綿糸などを使って優雅に上品に作らなければいけないのでしょうが、いつもの麻糸を選びました。ツヤが少なく、やや野暮ったくなったかもしれません。でも、葉や花びらをついつい図案よりも丸く太く刺してしまうからでしょう、どっちみち私の作るものは優美な洗練されたものには残念ながらなり得ないと思っていますので、慣れた糸を取りました。


こういったudklips hedeboという刺しゅうのおかげで、ヘデボーというデンマークの刺しゅうが広くヨーロッパに知られ称賛されることとなった、とどこかで読んだように記憶します。特にClara Waeverの作品は、ご本人が大変に刺しゅうが上手だったこともありますが、誰にでも受け入れてもらえる、わかりやすい美しさをもっている、と感じます。お店にギャラリーがあった頃、「とにかく圧巻」の作品がたくさん展示されていました。
でも、ここに至るまでの、農村の忙しい暮らしの中で手間暇かけて作られていた古いヘデボー(udtræks hedebo)のほうが私にはより好ましいものに思えるのです。愛おしいといってもよいでしょうか。新しいヘデボーに比べれば、作品の完成度は低いかもしれませんし、地味ですが...たぶん、私に刺しゅうを教えてくれた方々の趣味や考えが大きく影響しているのでしょう。



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